金融論第13回 マンデル・フレミング・モデル 政策効果のまとめ

<講義 講義名="金融論" 限="2" 担当="数阪孝志">
<日付 曜日="金">7/16
<配布プリント枚数>2 - 1.金融論第13回 マンデル・フレミング・モデル 政策効果のまとめ 参照: マンキュー(足立・地主・中谷・柳川訳)「マクロ経済学1 入門編」[第2版] 東洋経済新報社、2003年、第10章「開放経済下の総需要」 2. 日経などの新聞記事 - 三菱東京UFJが合併

  1. ノート
    1. 一般産業 - commerce
    2. 金融 - finance
    3. アメリカの銀行の収益性は、ずば抜けている
    4. 都市銀行の支店は地方にはほとんど無い


■金融論第13回 マンデル・フレミング・モデル 政策効果のまとめ参照: マンキュー(足立・地主・中谷・柳川訳)「マクロ経済学1 入門編」[第2版] 東洋経済新報社、2003年、第10章「開放経済下の総需要」

  1. 350ページ
    1. 「マンデル=フレミング・モデルは、小国開放経済下のほとんどの経済政策の効果は、為替レートが変動性か固定制かに依存している
    2. 「マンデル=フレミング・モデルでは、金融政策と財政政策が総所得に与える影響は為替レート制度に依存している。変動レート制では金融政策だけが所得に影響を与えうる。財政政策の通常の拡張効果は、通貨価値の増大によって相殺される。固定レート制では、財政政策だけが所得に影響を与えうる。金融政策の通常の有効性は、為替レートを公表値に維持することにマネーサプライが割り当てられることによって失われてしまう。
  1. 利益率格差を導入した場合
    1. これまでは、小国開放経済モデルでr=r*と仮定してきた。しかし、世界の利子率はどこでも等しいわけではない
    2. その理由
      1. カントリーリスク
      2. 将来の為替レートの変化予想
    3. そこで、r=r*
    4. θはリスクプレミアム 一国に貸し付ける際に予想される政治的リスクと実質為替レートの予想される変化によって決まる
    5. IS* Y=C(Y-T)+I(r*+θ)+G+NX(e)
    6. LM* M/P=L(r*+θ,Y)
  2. 物価水準の変動を伴うマンデル・フレミング・モデル
    1. 物価水準の下落 → 実質貨幣残高が増大 → 図10-12(a) LM*曲線が右方にシフト → 実質為替レートは上昇(減価) → 均衡所得水準が増大