あり(5分間) - 問題.最近のアメリカ企業における物流効率化の事例を簡単に述べよ

<講義 講義名="物流論" 限="3" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="金">6/25
<配布プリント枚数>0
<小テスト>あり(5分間) - 問題.最近のアメリカ企業における物流効率化の事例を簡単に述べよ
<連絡事項>来週は講義がある
<出欠>あり

  1. 今朝の日経新聞キヤノンCanon)の広告がのっていた - 「3100の部品からなる一台を、たった一人で組み立てる達人がいます」
    1. マイスター制度
    2. セル生産方式 ⇔ ベルトコンベヤ方式
    3. 多品種少量生産
  2. (日経 2003年7月) キヤノン(上)生産改革へあくなき執念、4期連続最高益へ、消耗品が高収益を支える
    1. 原価率は50%を下回る
    2. ドーム15個分を削減 - 1998年度以降、セル方式導入により撤去したベルトコンベヤは国内外54工場で合計 …
    3. 自社製の機品にしか使えない消耗品は値引しなくても売れる
  1. セル生産方式 - 教科書p48の図3-1,生産機能とロジスティクスの連動 - 調達物流
    1. 従来のベルトコンベヤ方式を一掃
    2. 作業員が複数の工程を受け持ってひとつの製品を手がける
  2. 調達物流のシステム化
    1. ジャストインタイム方式(Just In Time:JIT) - トヨタ自動車が開発した方式
      1. 部品業者の責任で組立工場に時間指定納入
      2. 「必要なときに、必要なものを、必要なだけ」調達
        1. 日本の商習慣では売り手が買い手のところに届けてビジネスが成立する = トヨタの方式
        2. メーカーの生命線は生産現場
        3. トヨタの主要工場がケンタッキー州の工場の部品の調達方式(ミルクラン方式)は、日本とは正反対の方法を用いている。その理由は、日本とアメリカの商習慣が違うから。
    2. ミルクラン(milk run)方式
      1. 日産自動車が採用
      2. 組立工場が部品業者から集荷
      3. 積載効率の上昇、調達コストの削減
  1. (日経 5月ぐらいの記事) 食品メーカー物流で攻める、コスト削減の切札、IT駆使「常識」破る
    1. 大手食品メーカーが物流部門の新たな改革に力を注ぎはじめた。販売数量・単価の伸び悩みが続くうえ原材料コストが上昇する中で、収益をひねり出す手段として …
    2. 約300台の配送車両の現在位置をGPSなどで把握
    3. 「販売量を追うより物流などの抜本改革による利益率強化の方が重要
    4. 約1割が物流費(約50億円)
    5. 「原材料費の削減が難しく、しばらく物流コスト低減が焦点となる」(みずほ証券の佐治広シニアアナリスト)
    6. 山崎製パンはITでトラック台数を削減
    7. 輸送手段をトラックから運賃の安い鉄道に変えるモーダルシフトでも従来の殻を破ろうとする取り組みが出てきた。