2004-05-28-Friday

<講義 講義名="物流論" 限="3" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="金">5/28
<配布プリント枚数>0
<小テスト>あり - 問題.テキスト38ページ図2-4にはいくつかの重要なポイントが示されている。この図の重要なポイントについて説明しなさい。
<連絡事項>来週は休講

  1. 新聞記事(日経2004年5/21) 大手物流ITで勝つ(上)、イオン VS ヨーカ堂
    1. 商品の調達から販売まで効率化
    2. 顧客ニーズに即座に対応
    3. ウォルマート西友を傘下に
    4. 5/19のイオンの株主総会で発注ミスによる損失を株主に指摘された
    5. イオンのシステムの特徴はトップダウン
    6. イトーヨーカドーボトムアップ
    7. セブンイレブンジャパンやデニーズなどの本部とを高速回線で結ぶ
    8. 統合後も商品発注権限を店舗に残す
    9. ヨークベニマル,リテールリンク,SCM(サプライチェーンマネジメント)
    10. 製販一体
  1. セブンイレブンジャパンの物流システム
    1. ドミナント出店 - セブンイレブンは最近1万店を突破した。しかし、全国に営業しているわけではない。ローソンは遠くにも出店する。
      1. 一定地域に集中出店
      2. 各店舗への商品補充・配送の効率性を考慮 - 弁当は足が早い(鮮度の劣化が早い)。
    2. 共同配送の展開 - セブンイレブンの共同配送は企業内でのこと。普通は他企業同士(アサヒビールキリンビールなど)。
    3. 流通経路の集約 - 窓口問屋制の採用(特約問屋制の打破) - 特約店(ある一定のメーカーの商品を独占的に扱う)
      1. 小売が安売りするとメーカーは困る(ブランド価値が下がるから)
      2. メーカーの数だけ特約問屋があった。
    4. 窓口問屋制の採用(特約問屋制の打破) - 流通経路がシンプルになり小売にとって有利になる。

    5. 配送センターへの集約 - ベンダー(納品業者)・物流業者への外部委託(アウトソーシング
    6. 品目別の共同配送の実施(教科書37ページ図2-3)
      1. 取扱品目の拡大
      2. 一店舗当たり配送トラック台数の削減
      3. 物流コストの削減
  2. スーパーのロジスティクス
    1. 商品調達のための物流センター設置 - 機能に合わせて2種類
      1. TC(Transfer Center:通過型物流拠点)
      2. DC(distribution center:在庫型物流拠点)