2004-05-06-Thursday

<講義 限="1" 講義名="交通論" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="木">5/6
<小テスト>あり.質問 - ゴールデンウィーク中にあなたが経験した交通に関する事柄について書き、それに対するあなたの考えを述べなさい。(10分間?)。
<配布プリント枚数>2枚 - 1.(朝日)2004年-5/5 (水) ニッポンの地力(下)…地域間競争の時代。「人を企業を」誘致腐心 2. (8)国際比較

  1. 通路(移動手段とは切っても切れない関係)の特徴
    1. 通路サービスの重要性 … 通路が無ければネットワークができない
    2. 社会インフラ(infrastructure)の形成
      1. 交通インフラ - 道路、港湾、空港 … 地域間競争にインフラが関わっている。他の地域の港湾(横浜港、東京港などは、次のような港と競争している。韓国のプサン、台湾、シンガポールなど。)・空港と競争している。
        1. 国際競争に勝つには、民営化して競争力をつける必要がある。
        2. トヨタの役員クラスの調達部員を、名古屋空港に送りこんだ。その結果従来より安く空港を建設できた。 ⇔ 成田空港は悪い例。バカ高い離発着料金などで、国際競争力に疑問。
    3. 輸送手段の経営主体(JRなど)と通路の経営主体(空港、港湾、道路{国道、県道、市町村道 - 国や地方公共団体が経営主体}など)は、分離が原則。
    4. 例外として鉄道の存在 … JRは線路を自分で管理し、電車を走らせている。これが弱点になっている。
      1. JRは鉄道路線に莫大な投資が必要。
      2. さらに他の輸送機関と競争をしなければならない。
      3. 鉄道は、道路との競争で負ける。道路は、ただ乗りできるが、鉄道はただ乗りできないので。
      4. 鉄道のメリットは、環境にやさしいこと。
    5. 最近の上(電車)下(線路)分離(分離しているのもある - JR旅客、JR貨物{全国の貨物をはしらせている}など)論 … 線路を国がつくることにより、莫大な投資にともなうリスク(危険)を軽減させようという考え方。
  2. 交通サービスの生産
    1. 2つの形態
      1. 自家用としての生産 … 自家生産(味噌は昔は自家生産だった)・自家消費 - 白ナンバーは自家用車,緑、青ナンバーは営業用
      2. 商品としての生産 … 商品生産、商品としての販売。