1. 出欠・小テスト - ヤマト運輸による郵政公社提訴をあなたはどのように考えますか?
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  4. ノート
    1. 宅配便誕生以前
      1. 国が運営する官業サービス
        1. 郵政省郵便小包
          1. 前島密
        2. 国鉄JRグループの前身) の国鉄手小荷物
      2. 官業サービスの特徴
        1. 競争がほとんどなく独占状態
        2. 低いサービス水準
          1. 長い輸送日数 (10日もかかったりする)
          2. 到着日時不明
          3. 集配サービスの欠如 (客は郵便局や駅まで荷物を持っていかねばならない)。
          4. 劣悪な接客サービス (「運んでやる」という発想)
          5. 輸送途上での荷物の破損
    2. 宅配便の誕生 小倉、日経BP
      1. 四半世紀 (25年)前の1976年に誕生
        1. ヤマト運輸が「宅急便 (ヤマトの商標)」をスタート … 「国際宅急便」というものは存在しない (国際宅配便が正しい)。
        2. その後、他の運送会社が参入 (一番多い時で40社を超えていた) - 参入ラッシュ、動物園 (クロネコペリカン・カンガルーなど)戦争
        3. 異端児として誕生
          1. 大量生産・大量消費の時代に大量輸送が主役
          2. 宅配便は消費者の出す小型貨物を対象にする … コストがかかるので普通はやらない
          3. 当時は「ゴミ」として敬遠される (宅配便は)。
          4. 当時のベンチャービジネス
    3. 宅配便の特徴
      1. 宅配便の定義
        1. 30KG以下の小型貨物を対象
        2. 一口一個の貨物単位で発送
        3. 当初は消費者貨物を想定、後に商業貨物
      2. 民間企業は売上を伸ばすことが至上命令 (至上命題?)
        1. 消費者の便利さを追及
        2. 優れた輸送サービスの提供
        3. サービスレベルの絶え間ない更新
    4. 宅配便の成長をどうとらえるか
      1. 技術革新の重要性
        1. イノベーション (Innovation)
        2. 新しい製品・サービスの提供が世の中を変える
        3. 経済成長の原動力
      2. 技術革新の特徴
        1. 市場創造
        2. 創造的破壊
      3. 技術革新としての宅配便
        1. 新たな市場を創出 - 例: 単身赴任のビジネスマンが妻に洗濯物を送る,など。
        2. 郵便小包国鉄手小荷物の衰退 - 小倉社長が規制に穴をあけた。運輸省を批判する新聞広告を出して世論を操作した。