2004-07-02-Friday 0

<講義 講義名="物流論" 限="3" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="金">7/02
<配布プリント枚数>0
<小テスト>あり(5分間) - 食品メーカーはなぜ物流に注目しているのか。そして物流コスト削減のためにどのような方策を展開しているか。
<連絡事項>
<出欠>あり

今日の日経新聞 - 経済心理学、揺れるのがココロ4、「誤算」は常識番狂わせ続々、「人と違う」に飛び付く

  1. 消費者は企業の思惑通りには動かない
  2. 多くの消費者はブームが「作られた現象」であることに気づいている
  3. 今年5月に開業一周年をむかえた東京ドームの「ラクーア」では医療関係者が上顧客
  4. 多品種少量生産にならざるをえない

(1年くらい前の日経の記事) デフレが蝕む、値崩れの波をくぐれ

  1. 強気の事業部門にくぎを刺すのは在庫管理などを担当する物流部門だ
  2. 市場動向に即応して在庫や生産量を調節する「軽やかさ」が勝負のカギを握る

去年の日経の記事 - 花王繁閑を予測する

  1. 繁閑予測には過去3年分の日次データを活用する
  2. 現在のプラマイ15%以内から10%以内を目指す(販売需要予測)
  1. (ノート)販売物流のシステム化
    1. 物流に力を入れる日雑(日用雑貨)・トイレタリー(水まわり)メーカー
      1. 花王・ライオン・資生堂P&G
    2. 日雑(日用雑貨)・トイレタリー(水まわり)メーカーの物流特性 - 他の企業に比べて物流コスト削減が重要
      1. 多品種の品揃え、アイテム数が多い
      2. 商品価格が安く、相対的に物流コストが高い
      3. 多数の小売店舗へ配送 - メーカーの仕事になっている。各小売店にはきめ細かい配送(多品種少量)が必要。商品を通い箱につめて配送する。
      4. 一口当たりの配送が、多品種少量
      5. 商物分離の推進、販社と機能分担
        1. かつては、商流と物流が一致していた(商物一致)。
        2. 花王では自社の卸売会社を販社といった。
        3. 花王の商品 - ヘルシア緑茶(体脂肪の気になる方に)、健康エコナ(開発するのに10年かかった。実験の副産物だった)
  2. 日雑(日用雑貨)メーカーのロジスティクス
    1. メーカーにおける販売物流の重要性 - 在庫を削減し過ぎると欠品をおこす。だから正確な需要予測が必要。
      1. 全国の小売店舗に直接配送
      2. リードタイムの短縮、品切れ防止、物流コスト削減 - 販売機会の損失