2004-06-17-Thursday

<講義 限="1" 講義名="交通論" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="木">6/17
<小テスト>あり.質問(午前9時まで) 「かんばん」方式の仕組みについて説明しなさい
<配布プリント枚数>0
<連絡事項/>

  1. ビデオ - (社) 日本物流団体総連合会 「物流と環境問題」
    1. 化石燃料
    2. 地球は壊れやすいガラスのようだ by アメリカの宇宙飛行士
    3. 温室効果ガス
    4. 約15℃ = 全地球平均気温
    5. CO2,メタン,フロン
    6. IPCC
    7. フロンはCO2の4000 〜 1万倍の効果
    8. 2100年までに2℃上昇 (何の対策もとらないと)
    9. 1992年、地球変動枠組条約
    10. 京都議定書
    11. 酸性雨(PH5.6未満)
  1. モータリゼーションの進展と「双子の安全問題」 - レーガノミクスによる双子の赤字
  2. モータリゼーション進展の光と影
    1. モータリゼーション進展の積極的側面
      1. 利便性の高い交通サービスの提供
      2. モビリティの向上「豊かな社会」の実現
    2. モータリゼーション進展の否定的な側面
      1. 「安全」を脅かす諸問題の顕在化
      2. 現代社会が直面する深刻な問題
  3. 「双子の安全問題」とは何か?
    1. 「安全」とは何か?
      1. 市民が身体的打撃や健康被害を受けることなく健やかに生活できる
    2. 「安全問題」の顕在化
      1. 現代は「安全」を脅かす状態が深刻化 - 便利さの影、ドコモが新しいケータイ電話を発表
    3. モータリゼーション進展と「双子の安全問題」
      1. 環境問題(地球温暖化大気汚染
      2. 交通事故の問題 - 主に車、交通事故で死ぬ人よりも自殺者の方が数が多い
  4. 「双子の安全問題」の特徴
    1. 深刻な社会的問題に発展 - 放置することができない
    2. 対応の限界性
      1. 企業・市民の経済的合理性の追及の結果
      2. 経済学でいう「外部不経済
    3. 行政による政策対応の必要性
      1. 安全問題に対する行政の責任
      2. 行政に強い権限が与えられる
      3. 社会的規制の強化
  5. 深刻化する環境問題の対応
    1. 地球温暖化問題の現状
    2. 大気汚染の現状
    3. 政策対応の特徴
  6. 地球温暖化問題の現状
    1. 地球温暖化の原因
      1. 化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の燃焼 - 牛のゲップが温室効果ガス、アマゾン、アジアの熱帯雨林の伐採
      2. 温室効果ガス(二酸化炭素:CO2)の排出
    2. 地球温暖化の影響
      1. 南極の氷解 → 低地の水没
      2. 気候変動 → 食料危機、生態系の破壊 - マラリア
      3. 人類存亡の危機
    3. 運輸部門の二酸化炭素排出
      1. 排出量が一貫して増加、日本の約2割