2004-05-26-Wednesday

<講義 限="1限" 講義名="証券市場論" 担当="福田徹">
<日付>5/26
<出欠>あり,問題 (プリント3-5を参照) 「」に取締役などの文字を入れよ
<連絡事項/>
<配布プリント枚数>3(5-1〜5-5) 証券市場論第12回 証券会社と証券取引所

  1. イギリスではチェック側とチェックされる側が離れている
  2. チェック機能は現実には機能しない
  3. アメリカ式のコーポレートガバナンス企業統治)がよいとは限らない。
  1. 引受業務(債券などの安全な資産になればなるほど引受手数料は安くなる)
    1. 資金を自己で購入(リスクを負う)
    2. 発行条件の決定
    3. ドキュメンテーション(目論見書)
  2. 流通市場関係の業務
    1. ブローカー業務のインセンティブは手数料 … インターネット証券
    2. 自己売買(ディーラー)業務を証券会社がやる2つの理由
      1. 売買益を得る(一般投資家よりも情報を持っているが、リスクはある)
      2. 市場の流動性を高める(買いたくても売りたい人がいないと売買できない。逆も同じ。)… 特に大手の証券会社 - 流動性を高めると投資家が増える (売買をくり返して証券市場を活性化させる)
  3. 用語解説
    1. 売買
    2. 媒介
    3. 取次ぎ
    4. 代理
    5. 委託の媒介、取次ぎまたは代理(3号)
    6. 引受け
    7. 売出し
    8. 募集
    9. 私募
  4. プリント 5-3
    1. 適合性原則 - 顧客の足元を見て悪どい商売をするなということ。
    2. 顧客資産の分別保管 - 顧客の有価証券と金銭は証券会社自体の資産と分別する必要がある。平成7年イギリスのベアリング社事件がきっかけ。
  5. 不公正行為に関する規制
    1. 相場操縦の禁止
    2. 風説の流布の禁止
    3. 仮装売買・馴合売買 … 他人と示し合わせて株価をつりあげること
  6. プリント5-5 証券業務(2) - 付随業務、兼業業務
    1. M&A (数十億〜数百億円の手数料を得ることができる)