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物流論

<講義 講義名="物流論" 限="3" 担当="齊藤実">
<日付 曜日="金">4/23
<配布プリント枚数>1
<小テスト>1.フェデックスの競争力の源泉は何か? 解答 - 新聞記事を参照 2.花王の販売物流の特徴は? 解答 - メーカーが物流センターを持ち、直接小売まで届けていること。

  1. ロジスティクス （アメリカの軍隊が世界最強の秘密の1つは、ロジスティクスにある）
    1. Logisticsの語源
      1. 軍事用語 → 兵站（へいたん）,後方支援
      2. 湾岸戦争 → ロジスティクスの勝利、軍事戦略上の重要性が再認識
    2. ビジネスへの適応
      1. Business Logisticsの発展
      2. 企業の効率的物流管理
      3. 1980年代・1990年代に普及 （アメリカでは日本よりも早く普及）
  1. 営業、マーケティング
    1. 押し込み販売でノルマを達成する （自部門を最適化する）が、やがて返品される（実需がともなっていないので）。
  2. 工場
    1. 1つのものを継続して生産する。生産効率は、上がるが製品が売れずに在庫がたまる。
  3. 調達部
  4. たくさん調達すると在庫になる
  1. 実需を迅速に把握して、各部門に情報を流すことが必要 （現在では、「在庫は悪：という風潮が強い）
  1. 部分最適から全体最適へ （ヘルシア緑茶が売れている。何故なら、体中にたまっている脂肪 （在庫） を減らすため）
    1. 部分最適の弊害
      1. 調達、製造、販売部門の部分最適化
      2. 各部門の利益を最優先
      3. 結果的に在庫の増加による非効率性の発生
    2. 全体最適の指向
      1. 企業全体のロス （在庫） を最小限にする
      2. 市場 （実需） の動向を的確に迅速に把握する。
      3. 情報を前工程に迅速にフィードバック